こんにちは。2023年に初めての妊娠&出産を経験したSofiaです。
トツキトオカに及ぶ妊娠中、つわりなど体調面はもちろんのことスキンケア面でも普段と違うことが多々ありました・・!せっかくの機会なので、個人的におすすめだなと感じたコスメ、反対に避けていたもの、などなどまとめてご紹介します。
妊娠中のスキンケア:レチノール、スクラブ、美容医療は避ける
普段のスキンケアでは、朝ビタミンC、夜にレチノール、保湿にセラミド、ハリにペプチドを入れるのが定番のルーティーン。アイテムはちょくちょく変えつつも、基本の成分は長らくここから外れていません。肌の調子も安定して気に入っていましたが、この中でレチノールだけは妊娠発覚後に使用を止めました。
レチノールやいわゆるビタミンA群とよばれる成分は妊娠中(特に初期)は過剰摂取しないように言われます。食べ物であれば鰻などがこれに当てはまる模様。ただし、スキンケアで肌に塗るくらいであれば、体内に取り込まれる量はほんのわずかなので問題ないとされているようです。
ただ、そもそも妊娠してから肌質が少し変わったというか刺激に弱くなったフシがあり、普段であればなんともないマイルドな処方のものでも使用後しばらく肌荒れするようになってしまい・・。それまで使っていた大好きなキールズのセラムは10ヶ月完全にお蔵入りになりました。
キールズのレチノールはありがたいことにA反応も出にくくて、エンビロンでの集中ケアを卒業以降長らく愛用してきたんですが・・。やはり妊娠中はあらゆるホルモンやら何やらのバランスが通常時とは違うんだなと改めて実感した出来事でした。
また、夫婦揃って愛用してきたKANEBOのスクラブ洗顔も刺激が強く感じて使用をお休みする羽目に。これもお値段優しく効果しっかりの優秀コスメで大好きなんですが。妊娠中、物理的な刺激には特に弱くなってしまった。
あとは妊娠前に定期的に通っていたフォトフェイシャルもお休みしました。これはそもそもクリニックが妊娠中の施術を行っていないので仕方なし。妊娠前にかなり消せたと思っていたシミが安定期以降地縛霊のようにふつふつと現れてきたので、産後は2度とこの世に出てこられないよう徹底して成仏させるつもり。
お酒が飲めないとか色んな制限がある妊娠中、結局一番待ち遠しかったのは美容医療の再開だったかなあ。出てくるシミを打つ手なく眺めていたあの時間、つらかった!
妊娠初期の頼れるスキンケア
妊娠初期のスキンケア・・と言っても、正直この時期はセルフケアどころでなかったというのが正直な振り返りです。妊娠を喜ぶ気持ちの余裕さえもありませんでした。
7週ごろ〜13週ごろまではベッドとトイレの往復しか記憶がなく、顔を洗えた日は絶好調だったなと思えたくらい。ひどい日は歯も磨けずにひたすら吐き気と戦っていました。体重も一気に落ち、病院で点滴してもらって何とか生きながらえていた感じです。
不妊治療で散々悩んだのに、妊娠したらしたでこんなにつらいとは思わなかった・・
この期間は新しいコスメもほぼ試すことなく、前回記事「2023年上半期 マイベストコスメ5選」でも挙げたトゥヴェールのオールインワンジェルにめちゃくちゃお世話になりました。
大事なことなので何度でもいうけれど、妊娠初期は洗顔ができれば上等と思えるくらいガタガタな体調だったので、1つのアイテムでスキンケアを終わらせられるのはつわり重い族の救いでした。オールインワン万歳。
妊娠中期〜後期のお気に入りスキンケア
初期流産のリスクも低くなる5ヶ月目くらいからは、つわり(と花粉症)も落ち着き徐々にスキンケアを考えられるようになってきました。
そんな中、やっぱり気になり始めたのがこの時期に一気に増えたシミ。ほとんどの場合、妊娠中のシミはホルモンバランスの変化によるものなので産後消えることが多いとは言われてますが、気になるものは気になる。
わたしの場合、元から気にしていた頬のあたりの薄いシミが濃くなった気がして、これは本当に産後消えるのか?という疑問が消せなくて。特に紫外線が強くなる春先あたりに気になり始めたこともあり、これは対策しないとまずいかもと危機感を覚えました。それ以降、2つのことに特に気をつけてスキンケアアイテムを選ぶように。
- 紫外線対策(ビタミンC&EとSPF)の徹底
- シミ予防成分を取り入れる
紫外線対策は妊娠有無問わず基本中の基本とはいえ、その基本動作も毎日続けるとなるとなかなか億劫。つわりが終わったとはいえ妊娠前に比べると毎日絶好調とはいかないわけで、面倒なことや気乗りしないことに時間をかける気持ちの余裕は一切なく。それでも、外出の予定がない日も朝起きたらすぐ洗顔→スキンケア→SPFのルーティーンは欠かさないよう徹底しました。
スキンケアでは、特にビタミンCとEをしっかり入れるように心がけました。長らく愛用しているクレアスのビタミンドロップに妊娠中とてもお世話になったアイテム。たまに他のブランドのビタミンC系も使うけど、香りが合わなかったりピリついたり大したことない割に高かったり、何かしらの欠点が見えてすぐにクレアスに戻ってくるバカな浮気男ムーブを未だに繰り返しています。
暑い季節はビタミンEマスクも一緒に冷蔵庫に放り込んでおくと劣化も気にならずひんやり使えて最高です。ついでにメラノCCのパックも冷やしておき、朝は洗顔後のビタミンC集中投下がブームになっています。
ビタミンCは妊娠云々関係なくもうずっと愛用しているけれど、これ以上手軽に手に入り、お安く、効果も広く認められている成分って他にないんじゃなかろうか。変なものに手を出すならまずは集中してビタミンCを使おうぜ!と常々思っています。
普段のルーティーンに加え、これから出てくるシミも防がないと!と思って妊娠中期以降取り入れ始めたのがトラネキサム酸。抗炎症成分でもあるので喉が痛い時に処方されたり、もともと馴染みはある成分。
コスメでも広くいろんな商品に配合されてるのでどれを使うか迷ったのですが、ちょうど春先に富士フィルムから発売されていたアスタリフトの美容液を買ってみました。あとは資生堂のHAKUメラノフォーカスも有力候補でしたが、できればケチケチせず推奨量をしっかり使いたいと思い、比較的お財布に優しいアスタリフトに決めました。小田切ヒロさんのYouTubeでも(割とあっさりながら)紹介されてます!
予防的な位置付けで使ってるので今の時点で効果がどうこうというわけではないのですが、妊娠中にこれ以上シミが出てくるのを防いでおき、産後の美容医療スタートダッシュに備えたいな〜と思って続けていました。
キュレル バスタイム モイストバリアクリーム
これ妊娠中のボディケアにめちゃくちゃ重宝しました!お風呂の中で濡れた肌にそのまま使える保湿クリーム。
すごく伸びがよく、香りもないので妊婦さんも使いやすいアイテムだと思う。保湿力も強め。お風呂場に吊るして置けるのもとても良い。妊娠初期から後期最後までお世話になりました。
妊娠線対策はこのクリームとお風呂上がりに塗りたくったオイルで隙なし。体重は標準妊婦くらい増えたものの、妊娠線は一つも出現させずに乗り切れたので本当によかった。
妊娠中のスキンケア まとめ
以上、妊娠中に実際使っていた&泣く泣く避けていたスキンケアのご紹介でした!
ところで、スキンケアに限らず普段食べているものや使っているものが制限されがちなマタニティ期ですが、自分の中での線引きをはっきりさせておくと意思決定に変な時間を取られずかなり気持ちがラクになります。
ググってみても「絶対禁忌」なのか(アルコールやタバコはこの部類)、「できれば避けよう/気をつけて食べてね」(生ものとか)なのか、「1日XXグラム(杯、回)程度に抑えよう」なのか(カフェインとかね)、はっきりしないことも多いです。特に食べ物飲み物やお薬の成分なんかは重要なトピックの割に書き手によってかなりニュアンスが異なります。ネットで簡単に情報にアクセスできるようになったのはいいことだけど、ソースも不明な情報が溢れているのは考えものだと妊娠して改めて感じました。
わたしは食べ物でもスキンケアでもお薬でも迷ったらまず産科の担当医に尋ね、それに従うようにしてストレスが激減したのでおすすめ。
スキンケアも食べ物も、問題のない範囲でお気に入りが見つかりマタニティ時期を少しでも楽しく乗り越えられたらいいですね。
Sofia