新生児期の振り返り:新米ママデビュー!

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新生児期 振り返り

こんにちは。壮絶な(言わせてくれい!)不妊治療を経て夏に第1子を授かりましたSofiaです。

出産予定日を10日超過し、予定日超過+羊水過小で入院→28時間の出産の末にやっとこさ我が子が地上に降りてきてから早1ヶ月半。これまでの人生で経験したことのない楽しさ、しんどさ、愛しさを経験させてくれる娘との最初の1ヶ月を振り返ってみました。子育ての振り返りというより、ルーキー母ちゃんになったわたしの気持ちの総まとめです。おつきあいください。

目次

夫よ、育休ありがとう

ここ数年、勤務先でも育休、それも1日とか2日とかではなくて実質的な意味のある期間の休みを取得する同僚が増えていて、自分の産後も夫には必ず育休を取得してもらうつもりでした。というよりも、夫自身が強く望んだ我が子なのだから当然子のお世話もやりたくてたまらないだろうと思っていました。

「育休を取る」こと自体は夫も前向きだったのでこの点について議論は不要だったのですが、3ヶ月〜半年程度とぼんやり思っていたわたし VS. 1ヶ月で考えていた夫の間で「どのくらいの期間育休を取るか」が争点になりました。最終的には1ヶ月で決着し、わたしの退院翌日から1ヶ月夫婦で最初の子育てをやることになったのです。

育休制度自体は国が定めたルールとこれに上乗せする形で各企業が独自に認めているものがあったりするので、詳しくは勤務先で個別の確認が必要ですが(こちらの厚生労働省のサイトもどうぞ)、我が家の夫は以下の休みを取得しました。

  • 立ち会い出産当日+翌日
  • 退院日
  • 退院日の翌日から28日

わたし自身の当初希望からは短くなりましたが、それでも夫が育休を取ったことは家族にとってとても良かったと思っています。育休はあくまでも手段なのでより正確に言うと、娘が生まれて最初の1ヶ月間を夫婦で乗り越える経験ができたことが何よりも重要でした。

そもそも出産って初産婦にとっては人生でこれまで経験のない大イベントで、その後に続く育児もこれまたとんでもなく未知の領域。なのにたった数日の入院期間が終わった瞬間から、目を離せばすぐに死んでしまう弱々しい生き物と一緒に病院から放り出されるわけです。しかも自身の体に大怪我を負った状態で。これはそもそも母親業に対するモチベーションが低めな新米母にはとても荷が重すぎる。

我が家では、出産直後にわたしがコロナ罹患したこともあって、帰宅後最初の1週間は基本的に家事も育児も全て夫が担当。それ以降の3週間は全ての家事と育児を夫婦で分担して回しました。

振り返って強く思うのは、退院したその日からのワンオペ育児なんて狂気の沙汰ということ。最初の1ヶ月をわたしと2人で乗り切った夫も、こんなのひとりじゃ到底無理だと明け方4時の我が子のギャン泣きを前に途方にくれながらつぶやいていました。

不妊治療やつわり、出産を経験した身からすると、夫に対したかが1ヶ月の育休で感謝など求めんでくれよ当然だろうと思う気持ちもないわけではありません。一方でまだまだ女性に比べて浸透していない男性育休をしっかり取得し当事者として育児に関わった夫の姿勢を素直にありがたく思うし、子育てという長期プロジェクトを一緒にやっていくパートナーシップの土台を築けて本当によかったと思っています。

今回は1ヶ月としましたが、わたしの職場復帰の際には2回目を取得する計画なので、その時は夫も今わたしがワタワタしながらやっているワンオペ育児を経験することになりそう。この時期の記憶は娘の記憶にはおそらく残らないわけですが、必ず父娘の一生に亘るbondingを強くしてくれるはずだと思っています。

さよなら母乳育児

今、我が家は完全ミルク育児です。わたしが産院を退院した時点で母乳はやめました。健康上の理由とか母乳が出ないとかいわゆる「母乳を止めるに足りる世間一般的に正当とされる理由」は一切なく、単純にわたしがやりたくなかったというのがその理由です。

実は昔から「おっぱいをあげること」に対する嫌悪感が強く、できれば避けて通りたいと妊娠中から思っていました。田舎で育ったので親戚のお姉さんが胸だけ隠してみんなの前で授乳する場面みたいなのもかつてはしょっちゅうあったのですが、これがもう子ども心ながら耐えがたくて・・。

産院からは「完全母乳のみでやっていくか、ミルクも使って混合で育てるか」という選択肢しか示されなかったので、後者を選び退院までは耐えました。完全ミルクを希望したらそのように進めさせてくれたのかもしれませんが、母乳信仰強めの助産師さんだったらバチバチ戦うのも面倒だなと思い、入院中はおとなしく病院の方針に従いました。あとは、特に栄養価が高く免疫の構成にも有用と言われる初乳だけはあげておきたくて。

母乳もあげてみればそんなに嫌なものでもないかもしれない、とにかくやるだけやってみよう、と自分に言い聞かせた入院期間でしたが、いくら我が子が愛しくても無理なものは無理・・。外野にはコロナに罹ったことが理由と説明し、退院と同時に断乳しました。それ以来粉ミルクにお世話になっています

この授乳に嫌悪感を抱く自分の気持ちがよくわからなかったのですが、調べてみるとD-MAR(不快性授乳反射)と呼ばれる症状があるそう。わたしのように他人の授乳を見るのさえも不快になる気持ちもこれに当てはまるのかわかりませんが、少なくとも自分が授乳している時に感じる嫌悪感は何かしら説明がつくようで安心しました。

我が子がおっぱいを吸っている光景を幸せだと感じてみたかったな・・という気持ちはありますが、育児をしていて幸福感を感じられるタイミングは他にもたくさんあるのでその一つ一つを大切にしていけたらと思います。

おかえりわたしのジーンズたち

産後の体重の変化について。我が子を胎内で育てるために12kg増えた体重は、産後1ヶ月で9kg落ちました。残り3kg。ここまで順調だったのにここ2週間ほど体重の変化がなくなってしまったので、最後3kgを落としきるのが難しいんだろうな・・

実は出産の翌日に体重計に乗ったら1kgも減っておらず、それはもうショックで。3,100gの我が子と1kgくらいはありそうな胎盤(見せてもらった。夫は血の気が引いていた)で計4kgは減ってる算段だったので唖然としました。

どうやら点滴で相当量の水分を入れていたにも関わらず排出が追いついてなくて、つまりとんでもなく浮腫んだことが原因だったみたいです。産後はゾウみたいな足になるよと経産婦の友人たちに脅されて医療用の着圧ソックスを産院に持ち込んでいましたが、それすらも履けないレベルで足がパッツパツに。

産院で同じ時期に出産したママを見ても誰一人わたしのようなぶっとい足になっていなかったので、これは治るのか・・?と心底不安になりました。歩くのも痛くてずっと寝転がって足を高くあげていたのに、入院中は最後までゾウ足のまま。

変化が見えたのは退院して1週間後(=産後2週間弱)、突然スッと浮腫が抜けて体重も落ちました。明らかに足の見た目がゾウから人間に変化し、やっと自分の体を取り戻せたようでちょっと泣けました。何せ不妊治療、特に体外受精のステップに進んでから妊娠期間を含めて約2年、ほぼずっと体調は悪いし体型も変わるしで、自分の体を自分でコントロールできないことがつらかったのです。

浮腫みが抜けたあたりから産後の骨盤ベルトを始めて少しでも緩みをサポート&腰痛予防をしつつ、大好きなヨガも再開しました。骨盤ベルトは安心のワコールを使っています。

産前に履いていたジーンズも今では半分くらい再び履けるようになり、残りのタイトめなものも今年中にはまた履けるようになりたいなと思っているところ。大好きなBoAのVALENTIを聴きながらウォーキング頑張ります。

将来一緒にコスメ巡りしようね!

妊娠中、性別が女の子だとわかって何よりも嬉しかったのが将来娘と一緒にコスメやファッションを楽しめること。ファッションは世代が違うと同じお店で買うのもなかなか難しいけれど、コスメはその心配もないので特に楽しみです。一緒に美容雑誌をチェックしたり、新作を試しにお店に行ったり、お気に入りを貸し借りしたり、妄想が止まりません。

そんな将来を嘱望された(?)我が娘のファーストスキンケアでお世話になっているアイテムがこちら。

  • HADAHUG 全身泡せっけん&保湿ローション
  • ジョンソンベビー ベビーローション無香料

朝一番のスキンケアとお風呂にはHADAHUGの泡せっけんとローションを愛用中。松山油脂が展開しているベビー用ブランドなので安心して我が子の肌をお任せできます。松山油脂といえばTwitterでもよくバズっている保湿シリーズも好きだし、妊娠期間中はわたし自身MARKS&WEBのボディクリームを愛用してました。

沐浴後の我が子の一番無防備な肌にそうっとローションを伸ばす時、ああこの子が自分の血を分けた娘なんだなとじんわりきます。沐浴後はいつも大慌てですが、ふと見た娘がにま〜っと気持ち良さそうに塗り塗りされているのを見るのもまたたまらない瞬間です。

最近はBAさんごっこと称し、娘をお客さんに見立てて新作スキンケアを紹介する美人(ここ重要)BAさんになりきる遊びにはまっています。

ジョンソンのローションは、朝とお風呂以外のタイミングでこまめにちょこちょこ塗る時に。ベビー用スキンケア商品を探すと育児を始めるまで聞いたこともなかったブランドのPRばかり出てくるのが怖くて、それならばと大手メーカーに頼る逆張り(?)をかましています。

とてもさらっとしたテクスチャーで肌にすっと馴染んでベタベタしないし、でもちゃんと保湿されてるので気に入ってます。万が一切らしてしまってもドラッグストアですぐ手に入るのも大事なポイント。ネットでまとめ買いしたので、娘のセルフねんね(まだまだ発展途上)を見守りながら自分のボディケアにも使わせてもらっています。

どちらも娘の肌に合っているようなので、スキンケアはしばらくこの2つにお世話になる予定です。

もっと大きくなったらわたしが隠し持ってるMiss Diorのボディクリーム一緒に使おうね!

まとめ:子どもを産んで後悔していないか?

子どもを産んで良かったと思うか?でも良かったのですが、あえて「後悔していないか」と自分に問うてみました。産後1ヶ月経ってなお、とてもとても難しい問いでした。

不妊治療の記事でもつらつらと書いたように、もともと子どもが欲しい気持ちはとても希薄でした。

わたしにとって、子どもを産む=生まれる前のトツキトオカと産んでから成人までの20年間(いや今の基準だと18年でいいの…?)、自分に加えてもう一人の人間の生死と言動に対して責任を負うこと。なので気軽に子どもが欲しいなんて思ったこともなく、正直に言えば周りの友人たちの子どもがほしいトークにも一切共感できたことがないタイプでした。

実の両親とも親密な方ではなく、自分自身かなり育てにくい子どもだった自覚があるので、万万が一我が子を可愛いと思えなかったらどうしたらいいんだろうという問いに答えも持てず。「産んでみたら気持ちも変わるよ」と言われても、誰もそれを保証してくれないし責任も取ってくれない。

虐待や子殺しのニュースを見るにつけ、ひどい話だと思う一方で自分がその加害者にならないと100%言い切るのはとても無理だと感じていたのが正直なところだったのです。

30代の不妊治療ブログ① 結婚〜不妊検査まで

今の時代、特にキャリアも積み上げており自由に使える時間もお金もある女性にとって、子どもを産むことが自分の人生に常にプラスに作用するわけではありません。わたしもこれまで維持してきた体型を崩し、痛い思いをして、キャリアも一時休止し、友人たちとの大好きな時間も制限することになりました。娘が可愛く愛しいと思う気持ちと、産まなければ今頃・・とタラレバをぐるぐる考えてしまう気持ちは心の中で矛盾なく両立しています。

産んで1ヶ月経ってもこんな感じなので、100%子どもを産んで良かったとはまだ思えていません。1ミリも後悔していないとも言い切れない。こんな未熟な親で娘には申し訳ないけれど、これから他でもなくわたし自身が「産んだことを正解にしていく」マインドセットを持つことが必要なのだろうと思います。子育ては親育てと言われるように、わたしもこれから親として頑張って成長していかねばなあと。

自分を犠牲にして何もかも我が子のために!という昔ながらの献身的な母親像は目指せないけれど、人生こんなに楽しいよ!ということを背中で、言葉で、娘に示していける人になろうと思っています。

Sofia

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