早いもので、娘を出産して半年が過ぎました。出産を思い返すと、もう何年も昔のことのようにもつい先週くらいのようにも思えて変な感じがします。今回は「生後」ではなく敢えて「産後」とし、わたしを主語に据えて色々振り返ってみようと思います。
1日のスケジュールがほぼ固まる(3ヶ月〜)
この半年を振り返って、これが一番嬉しい娘の成長だったと思う。寝てくれる赤子ほど親にとってありがたいものはないでしょう。
我が家では以前の記事でも紹介したように、一日の「活動時間」を意識して過ごさせており、これがうまくハマったようで生後3ヶ月ごろからお昼寝前も夜のおやすみの時間も安定し、寝かしつけはほぼいらない子に育ちました。そして同時期から夜7時〜朝7時まで一度も目を覚まさず通して寝ます。これは本当に嬉しい誤算で、夫もわたしも極度の寝不足になることなく過ごせています。
基本的なコンセプトはこの「ぐっすり本」をそのまま持ち込み、今のところ我が家の育児ベストバイ。向き不向きはあるはずだけど、うちの娘にはしっかりフィットしました。
思うに、1タームごとの活動時間(例えば6ヶ月の今であれば2時間前後)を意識するだけじゃなく、その日の朝からの過ごし方を頭に入れた上でその日1日のトータル睡眠時間も考えながらその瞬間の子どもの様子をよく観察することが大切なのかなという気がしてる。
例えば朝寝がいつもより短かった日はその次のタームでしっかりめに体を動かし、活動時間の限界が来る前に眠そうな様子を見せ次第おやすみモードに早めに切り替えて次のお昼寝をさせるなど。
この「赤ちゃんをよく観察する」という観点は、こちらの本で強調されていて印象に残ったもの。フランスの育児に仰天し感激し続けるアメリカ人著者という前提がもうおもしろい。こういう時はこうする!というハウツーというよりも、育児に取り組むに当たって大切な心構えが得られ、参考になった本です。
もちろんうまくいかない日もあって、終日ご機嫌斜めだったり夜中に目を覚まして泣く日ももちろんあるけど、この月齢で親がほぼ毎日夜にしっかり休めているのは本当にありがたいことだなあと毎日娘に感謝する日々。
日中もお昼寝3回のルーティーンが固まったので、自分の朝ごはん、スキンケアとメイク、ランチ、コーヒーブレイクもある程度事前に時間を読みながら組めるようになってきたのが嬉しい。ワンオペ開始した頃は気づけば顔も洗わないまま夕方・・みたいな日もザラにあったので、1日を人間らしく過ごせるようになり自分の人生を少し取り戻したような気持ち。
一方で何をやっても一切効果なく寝かしつけに時間がかかってしまう赤ちゃんもいると聞いているので、これはもう正直子どもの性格次第だよなとは思う。うちの子はたまたまこのやり方が合っていたということなのだろうなと。
そして何より娘もまだ生まれて半年。この先に睡眠退行や夜泣きが始まる可能性もあるし、今がとてもラッキーなだけという気持ちは忘れずにいようと思います。
美容医療再開できたぜヤッホー!(3ヶ月〜)
妊娠中つらかったのは、増えてくるシミたちをなす術なく呆然と見ているしかなかったこと。
妊娠するまでは肌ダメージの出現をかなり抑え込んでいたのに、妊娠してポツポツとお出ましになったこの憎たらしいシミたち。こいつらを一掃すべく、体の調子が戻ってきた産後3ヶ月目から美容医療を再開しました。
とは言え今はまだフォトフェイシャルM22のみで肌の調子を整えることに専念している状態。フォトはある程度長年受けた患者のデータもあるし、お値段的にも続けやすいし、痛みに弱いわたしでも余裕だし、これからも継続してお世話になろうと思っている施術。妊娠前から不定期で受けていて満足度が高いので、今も回数券を買って1.5ヶ月に一度通っています。
あとは医療ではないけど産後にコルギも再開。これは半分趣味みたいなものと割り切って通っています。顔の肌への摩擦はできる限り抑えめにしてもらいつつ、しっかりゴリゴリしてもらってむくみ対策や血行アップを。美容系のお客さんをたくさん持っている担当のお姉さんから福岡のナウい美容話を色々聞けるのも、わたしにとってはとてもありがたい。
そしてこれから本腰を入れて取り組みたいのが顔の下半分の引き締め。昔の写真と比べて明らかに年齢が出ているのがこの部分なので、ある程度の出費を覚悟してしっかり対処していきたいところ。
先ずは気になっているサーマジェンとボトックスを試してみようと画策中。できれば糸リフトにはでを出さずにある程度の結果を出したい。またレビューできればと思います。
転職、決まりました。(4ヶ月ごろ)
実は、転職を決めました。キャリアにそこまでこだわりのない民なので、新卒以来お世話になった会社に自分からお別れを言う日が来るとは思いもしなかった。
こだわりはないとは言え、むしろこだわりがなく特筆すべき資格やスキルもないからこそ、一度キャリアに大きな時間的空白を作ってしまうと復帰は極めて難しいだろうという焦りがあり、このタイミングでの社会復帰を決めました。
もちろん古巣に戻れたらよかったのだけど、色々と難しい事情があり、運良く福岡で働ける企業に拾ってもらいました。春からは新たにワーママという称号(?)も手にすることに!つくづく偉いなわたしってば。
育休中の転職についてはまた記事にできればと思っています。ありがたいことにあまり日数をかけずにご縁を頂けたのでなんとかやり切れたという感じ。何社も受けて多くが実地面接必須・・となってくると詰んでいたと思う。
一方の保活はTwitterで見かけるような熾烈さはなく、1ヶ所のみ申し込んでそこに決まりました。ありがたい限り。
我が家では3つの点に絞って候補の保育園を順位付けし、上位数カ所に夏前に見学に行って先生方や園の雰囲気を見せて頂き、産む前にはほぼ心を決めていた感じです。
- 家から近いこと
- 延長保育を遅めの時間までやってもらえること
- お弁当日などの煩わしさがないこと
1つめの家からの距離については誰しも考えることだと思うので割愛。住んでいるエリアには選ばなければ近くにたくさんの園があるので、どちらかというと2つ目が我が家には最重要事項だったかも。
もちろん定時でお迎えに行けるのがベストだしそれを目指すのだけど、そうは言っても避けられない残業はあり、それが夫婦二人とも同じ日に被ってしまう事態も考えられる。お預けすることに決めた園は延長保育を遅めの時間まで引き受けてくれるので、そこが最大の決め手でした。
3つめを煩わしさと書くとだいぶ顰蹙を買いそうだけど、そもそも自炊をほぼやってこなかった人間x2で夫婦やってる我が家なので、ここはかなり重要ポイント。お弁当なんて幼稚園で課されるもので保育園では無縁だろうと思っていたら、意外とそうでもなくて驚いた。あとは関連しておむつなどの必需品をサブスクで対応してくれるのもよかった。親=顧客目線。ありがたいありがたい。
この春からはわたしにとっても夫にとっても初めての育児、初めての共働き、娘にとっても初めての保育園と我が家にとって初めてづくしの生活が始まることになる。無理しすぎず、でも誰かにとってのここぞという時は他のメンバーがカバーに入りつつ、楽しくやっていけたらと思います。
離乳食、始めました。(5ヶ月〜)
生まれてこのかたミルクのみでエネルギーを摂取してきた娘、ついに離乳食がスタート。
これにより、いよいよ娘も人間になりつつあるなあという感覚が親であるわたしにも出てきた。これまでは霊長類ヒト科ヒト属の小さい生き物という感じだったのが、自分と同じく社会で生きる人間なんだなあという感じがするというか。ミルクは人工物とは言え母乳の代替なので、ミルクだけを飲んでいる間はなんとなく動物感が否めなかったのだろうと思う。
まだどろっどろのおかゆとかお野菜のみですが今のところは食べ渋りも特になく、時に嬉しそうに時に不味そうに百面相しながら与えられるがままに召し上がっております。今のところさつまいもがお気に入り、ブロッコリーには赤ちゃんと思えないような渋い顔をする。わたしが大変な偏食家なので、娘には好き嫌いなく色んな食べ物を楽しめる人に育ってほしいと思うばかり。
我が娘よ、母の頭の中には既にあなたと行きたいイタリアン、カフェ、うどん屋、バー、たくさんストックしてあるよ。美味しいものを存分に食べて健やかに育ってね。
ムシュメ、かわいい(ず〜っと)
いわゆる適齢期になって以来、子どもを持つかどうか散々悩み、産むまでその悩みは変わらず、産んでなお産まなかった人生に想いを馳せることも多々ある。
それでも娘はもう本当に可愛くて、夫のことも大好きだけど娘への気持ちとは比べ物にならない。湧き上がってくるような不思議な愛情を感じる地球上で唯一の存在。可能ならば一生そばに置いて社会の嫌なところに触れさせずに彼女のニコニコした顔だけ見ていたい気さえする。
これから始まる仕事と育児の両立、大きくなってきたら教育問題、まだ気づいていないだけでこれ以外にもたくさんの悩みが出てくるのだろうと思う。反抗期を迎えたりすれば、可愛くないやつめと思う瞬間もあるのかもしれない(今は全く想像もできない)。
それでも娘がこの数ヶ月で見せてくれた無邪気な笑顔と絶対的な信頼を思い出せば、大抵のことは乗り越えられる気がする。
もしかしたら母もわたしが物心つく前の天使のように(!)可愛かった頃の思い出を心の拠り所にして、反抗期の凄まじかったわたしをなんとか大学卒業まで育ててくれたのかもしれないな。今も近しいわけではないのでこれを尋ねることは一生ないと思うけど、娘と接する中でそう思うようになった。
産後半年間を振り返って
出産からまだたったの半年なのかあというのが正直な感想だけど、振り返ると大きなことからほんの些細なことまでたくさんのことに驚き、感激し、ビビり、笑った期間だったなと思う。
「子どもを産んで産んで後悔してないか?」という自ら立てた問いに対し、一切の後悔はないとはまだ言い切れないけれど、「産んだことで得られた喜びや愛情も確かにある」というのが今の気持ちです。
また仕事も始まるし、しっかり稼いでしっかり使う楽しいマイビューティフルライフが多少なりとも手元に戻ってくることが楽しみ。楽しく生きている親の背中を見せるという我が家の育児方針をしっかりと実行していく所存です。
Sofia